会社 名水を活かす事業とみらい

The WATER

水の郷、安曇野。
長野県のほぼ中央部に位置し、西に雄大な連峰を望む自然豊かなこの地は、古くより水を敬い、水と共に歩んできました。

山々から流れこむ澄みきった清流、大地より溢れ出づる湧水に恵まれ、その水質の良さは国内でも随一です。
中でも「安曇野わさび田湧水群」は、環境省が選定する「名水百選」に登録されており、2015年に催された「『名水百選』選抜総選挙」では、「観光地として素晴らしい名水部門」と「景観が素晴らしい名水部門」の二部門で第一位に輝きました。

The Japanese Alps

安曇野の大地を抱く飛騨山脈、通称「北アルプス」。槍ヶ岳、奥穂高岳をはじめとした海抜3,000メートル級の山々が連なる、荘厳にして風光明媚な山岳地帯です。
北アルプスは、石英を多く含む花崗岩によって形成された山が多いことで知られています。山々に降り注いだ雨雪は、森の草木から養分を授かり、水溶性の成分が少ない花崗岩層や堆積岩層を通り抜け、地下水脈へと流れていきます。天から降り注いでから湧水として地上に出るまで約30年間、幾重にも重なる天然のフィルターに濾過されることで、ミネラルバランスのよい澄んだ軟水が生まれます。

The River

北アルプスに磨き上げられた名水は、安曇野を擁する松本盆地の地下水脈にたっぷりと蓄えられており、その量は推計で180〜193億㎥、東京ドームおよそ1,500個分とも言われています。 この地下水は、安曇野を流れる犀川、高瀬川、穂高川の合流地点に向かって流れ、その付近で水を通しにくい地層にぶつかり、地上に顔を覗かせます。日量およそ70万㎥もの湧水量を誇る「安曇野わさび田湧水群」をはじめとした、数々の湧水地が安曇野に点在しているのは、こうした地理的な特徴に由来しています。

山、川、そして大地。自然の恩恵をたっぷりと湛えた安曇野の名水。この豊かさを多くの人々と分かち合うため、私たちは事業を立ち上げました。